手足口病のほとんどは軽症で治癒する良性疾患ですが、稀に無菌性髄膜炎や急性脳炎・脳症、心筋炎といった重篤な合併症を引き起こします。特にエンテロウイルス71型が流行しているシーズンは注意が必要です。
以下のような症状が見られる場合は、単なる風邪症状と過信せず、夜間や休日であっても直ちに救急外来を受診してください。
🚨 直ちに受診すべき危険な兆候リスト
- 呼びかけに対する反応が鈍い、視線が合わない、意識が朦朧としている
- 頭痛を強く訴える、激しい嘔吐を何度も繰り返す
- 解熱剤を使っても全く熱が下がらず、呼吸が浅く速い
- 手足がピクッと跳ねるような不随意運動(ミオクローヌス)が頻発する
- 水分を全く受け付けず、半日以上おしっこが出ていない
特に乳幼児の髄膜炎では、「頭が痛い」と訴えられない代わりに「機嫌が極めて悪く、抱っこしても泣き止まない」「目が合わずうとうとしている」といった状態で現れることが多いため、保護者の直感的な違和感が見逃せない判断材料となります。