二軍で打率4割を打っていても、必ずしも一軍に上がれるわけではない。ここに監督やコーチ陣の深い采配基準が存在する。チームの補強ポイント、対戦相手との相性、さらには中継ぎ投手の登板過多を防ぐターンオーバー制など、チーム全体の戦術的バランスが合致して初めて昇格の切符が切られる。
前日本代表監督として侍ジャパンを世界一へ導いた栗山英樹氏は、選手の潜在能力とメンタル面の準備状態を見極める名将として知られる。ただ好調なだけでなく、「敗戦の重圧に耐えられるメンタルがあるか」「ベンチでの役割を果たせるか」といった定量的ではない要素も、トップチームへの生き残りを決める極めて重要な基準となるのだ。