除菌テクニックの基本として押さえておきたいのが、煮沸消毒と薬剤によるお手入れの使い分けだ。綿や麻といった熱に強い天然素材の場合、大きめの鍋に湯を沸かし、5分以上ぐらぐらと煮る昔ながらの手法は、薬品を使わずに強力な除菌効果を発揮する頼もしい手段となる。
一方で、塩素系漂白剤のようなツンとした刺激臭を避けつつ、色柄物の布地や繊維の劣化を防ぎたい場合には酸素系漂白剤が極めて有効だ。50度前後のお湯に溶かし、30分ほど浸けておくだけで、色素汚れの分解と強力な消臭効果が同時に得られる。素材に応じた柔軟なアプローチこそがプロの技だ。