宿儺戦のクライマックスにおいて、乙骨憂太の安否は読者の間で最大の関心事となっていました。結論から述べると、乙骨憂太は生存しており、最終回(第271話)でも元の肉体に戻って元気な姿を見せています。
では、なぜネット上で「乙骨憂太 死亡」という噂が急速に拡散したのでしょうか。その発端は、新宿決戦の終盤で繰り広げられた宿儺による「世界を断つ斬撃」の直撃と、その後の羂索(けんじゃく)の術式を用いた五条悟の遺体への脳移植にあります。
五条の肉体に入った乙骨は、領域展開「無量空処」を発動して宿儺と交戦したものの、術式持続時間の限界である5分が経過した直後に活動を停止しました。「羂索の術式が途切れた瞬間、脳を移植された乙骨は即死するのではないか」という作中の懸念がそのまま読者の不安に直結し、連載当時は絶望視する声がSNS上に溢れかえったのです。
しかし実際には、家入硝子による超高度な反転術式と肉体の縫合修復、さらには外付け呪力ストックである「リカ」の懸命なバックアップによって危機を脱出。術式の焼き切れ回復後に自らの肉体へと再移植され、無事に生還を遂げました。