「編んだら外すまで一切頭を洗えない」と思い込んでいる人が多いですが、これは大きな誤解です。放置すれば皮脂や汗が酸化し、悪臭やフケ、強烈なかゆみ、さらには真菌の繁殖による皮膚炎を引き起こします。編み目を崩さず清潔を保つためのプロ直伝の洗髪法と、髪を傷めないほどき方を解説します。
頭皮を清潔に保つ正しい洗い方(ステップ・バイ・ステップ)
通常のシャンプーのようにゴシゴシと擦り洗いをするのは厳禁です。水流と泡のクッションを活用した「押し洗い」が基本となります。
- 予洗いは弱めの水流で:シャワーヘッドを地肌に近づけ、水圧を弱めにしたぬるま湯で、編み目の間にある頭皮全体を湿らせます。強い水圧を当てると編み目が緩むため注意してください。
- 洗顔ネットで濃密な泡を作る:手のひらでシャンプーを泡立てるのではなく、泡立てネットを使って弾力のある濃密な泡を大量に作ります。
- 泡を頭皮に押し込む:泡を編み込みのライン(露出している地肌)に優しく乗せ、指の腹を使って「ポンポン」と垂直に押し込むようにして皮脂を泡に吸着させます。編み目を横方向に擦ってはいけません。
- すすぎ残しを徹底的に防ぐ:泡が残ると深刻なかゆみの原因になります。弱めのシャワーで、編み込みの隙間から泡が完全に流れ出るまで丁寧にすすぎます。
- タオルドライと完全乾燥:タオルを頭皮に押し当てて水分を吸い込ませた後、ドライヤーの「温風と冷風」を交互に使い、根元の地肌まで完全に乾燥させます。生乾きのまま放置すると雑菌が繁殖して悪臭の原因になります。
抜け毛に驚かないための安全なほどき方
ほどく作業を雑に行うと、健康な髪を大量に引きちぎることになります。十分な時間を確保し、焦らず作業を進めてください。
まず、毛先を留めているヘアゴムをハサミで慎重にカットします(髪を巻き込まないよう注意)。次に、リングコーム(テールコーム)の柄の先端を使い、編み込みの結び目を毛先側から1段ずつ優しく緩めていきます。途中で引っかかった場合は無理に引っ張らず、ヘアオイルや専用スプレーを馴染ませて滑りを良くしながら解きほぐします。
全頭をほどき終わると、手のひらに大量の抜け毛が溜まりパニックになる人がいます。しかし、人間の髪は正常な状態でも1日に約50〜100本が自然に抜け落ちています。コーンロウをしていた2〜3週間の間、抜け落ちるはずだった髪が編み目の中に留まっていただけなので、一気に束になって抜けても慌てる必要はありません。ほどいた直後は、洗髪する前に必ず目の粗いブラシで優しくブラッシングし、溜まった抜け毛やホコリを落としてからシャンプーと集中トリートメントを行ってください。