全国の街道沿いや集落の小屋に貼り巡らされた黒地に白・黄の文字看板。そのキリスト看板の正体こそが、宮城県に拠点を置く任意団体「聖書配布協力会」です。1950年代から半世紀以上にわたり、日本全国の民家や納屋、倉庫などの壁面を借りて聖書の言葉を掲示し続けています。
代表的な文言である「死後さばきにあう」は、新約聖書の『ヘブル人への手紙』第9章27節(人には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている)から引用されたフレーズです。このほかにも「罪の支払う報酬は死です」「キリストは罪人を救うために世に来られた」など、聖書に記された教えを端的に抜き出した数十種類のバリエーションが存在します。
看板の多くは耐候性に優れた特注のホーロー製や金属プレートで作られており、数十年の風雨に耐える極めて頑丈な仕様です。そのおどろおどろしい配色と直接的な警告表現が、見る者に強い心理的インパクトを与えています。