検索エンジンなどで本作を調べると、「漫画 打ち切り 理由」という不穏な関連ワードを目にすることがあります。これにより「人気が低迷して連載を切られたのではないか」と誤解している読者も少なくありませんが、この噂は明白な誤りです。
スクウェア・エニックスのマンガアプリ『マンガUP!』で連載されていたコミカライズ版が第4巻で終了した真の理由は、作画を担当されていた漫画家・かやはるか先生の急逝によるものです。
公式発表資料によると、かやはるか先生は連載中から膵臓癌(すいぞうがん)を患っており、過酷な闘病生活を送りながらも作品への情熱を燃やし続けていました。しかし、治療に専念するため2021年7月に断腸の思いで連載中止が発表され、そのわずか数日後に息を引き取られました。
かや先生は連載中止に際し、「魔王学院のコミカライズを担当できたことは本当に幸せでした」という深い愛情に満ちたメッセージを遺されています。繊細でありながら迫力に満ちたかや先生の筆致は、原作読者からも絶大な評価を受けており、連載終了は「打ち切り」などというビジネス上の理由ではなく、かけがえのない才能の喪失に伴う痛恨の幕引きであったという事実を、私たちは正しく記憶しておく必要があります。