箱ひげ図(Box plot)は、データ全体の分布を把握するために「5数要約」と呼ばれる重要指標を長方形の「箱」とそこから伸びる「ひげ(線)」で表現したグラフです。左から右(または下から上)へ向かって、以下の5つの値が順に並びます。
データを小さい順に並べたとき、ちょうど全体を4等分(25%ずつ)する区切りを意識するのがわかりやすい覚え方の鉄則です。
- 最小値(ひげの左端):外れ値を除いたデータの中で最も小さい値。
- 第1四分位数 / Q1(箱の左端):下位25%に位置する境界値。
- 中央値 / 第2四分位数 / Q2(箱の中の仕切り線):全体を半分(50%)に分ける真ん中の値。
- 第3四分位数 / Q3(箱の右端):上位25%(下から数えて75%)に位置する境界値。
- 最大値(ひげの右端):外れ値を除いたデータの中で最も大きい値。
箱の中に入っているのは、全データの真ん中「50%(Q1からQ3)」です。平均値が極端な数値に引っ張られやすいのに対し、中央値や四分位数を用いる箱ひげ図は、異常値の影響を受けにくくデータの中心的な傾向を正確に捉えられます。