なぜ巨大な姿に?インドの天文台ジャンタルマンタルに隠された驚愕の真相

なぜ巨大な姿に?インドの天文台ジャンタルマンタルに隠された驚愕の真相

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現地で特に異彩を放つのが、世界最大級の日時計「サムラート・ヤントラ」だ。直角三角形の壁が天に向かってそびえ立ち、その斜面は正確に北極星を指している。傾斜角はジャイプルの緯度である北緯26.9度と完璧に一致。両側に広がる半円形の階段状の文字盤に影が落ちる仕組みだ。

日時計の真下で影を見つめていると、地球の自転という巨大なエネルギーを肌で実感する。影は1秒間に約1ミリという視認できる速さで滑らかに移動していく。周囲の彫刻的な造形美も目を見張る。球体を精巧にくり抜いた「ジャイ・プラカーシュ・ヤントラ」や、12の星座ごとに斜面の角度を変えた「ラシヴァラヤ・ヤントラ」など、機能性と美観が完璧に融合している。彫刻家と天文学者が知恵を絞り尽くした結果生まれた造形は、見る者を圧倒する詩的な美しさを宿している。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。