「履歴書に『才』と書いたら落とされるのか?」という疑問は、SNSの知恵袋や転職コミュニティでも定期的に白熱するトピックです。大手メーカーや金融機関、ITベンチャーなどの採用実務に携わる現場の人事担当者へのヒアリング取材では、リアルな本音が浮かび上がってきました。
「履歴書の年齢欄に『25才』と書いてあったからといって、それ単体で不合格のボタンを押すことはありません。しかし、書類選考は数十人から数百人をふるいにかける作業です。職務経歴や自己PRの内容が拮抗している場合、細かい部分でのビジネス文書年齢マナーが身についているか、公的書類を丁寧に仕上げる誠実さがあるかという『細部の詰め』が評価を分けます」(東証プライム上場・精密機器メーカー人事担当者)
また、小学校・幼稚園のお受験を控える家庭が直面する願書年齢才と歳の問題では、さらに判定がシビアになります。私立学校の願書審査では、出願書類全体から「保護者がどれほど形式と言葉を敬重しているか」が注視されます。保護者の年齢欄や志願者である子どもの年齢欄に安易な「才」を使ってしまうと、「公式な願書への意識が薄いのではないか」と受け止められるリスクを孕んでいます。
ネット上の掲示板やSNSでは「字が下手だから画数の少ない才にしてしまった」「変換で最初に出てきたから気にも留めなかった」という書き込みが散見されます。しかし、受け取り側の心理としては「粗雑」「無頓着」「幼い印象」というマイナスバイアスが働くことは否定できません。