SNSやネット掲示板を調査すると、毎年多くの遠征客がこの「駅名トラップ」の犠牲になっている実情が浮き彫りになります。
「フェスの開演30分前に『幕張駅』に着いて改札を出たら、目の前にのどかな商店街が広がっていて血の気が引いた」「友人と幕張駅の改札前で待ち合わせをしていたら、友人は海浜幕張駅にいて合流に1時間かかった」といった悲鳴は、決して珍しい話ではありません。
改札を出た瞬間の光景を比較すると、その差は歴然です。海浜幕張駅の改札を一歩出れば、広いペデストリアンデッキ、整然と並ぶオフィスビルやシネコン、プレナ幕張、そしてスーツケースを引くビジネスマンやイベント参加者の熱気が出迎えます。
対する幕張駅は、昭和の面影を残す落ち着いた住宅地であり、スーパーやクリニック、個人商店が並ぶ生活拠点です。大型イベントの案内看板やグッズを身につけたファンの姿は皆無に等しく、下車した瞬間に「何か様子がおかしい」と直感するはずです。