三六弁当東加古川店の暖簾をくぐると、壁一面に掲げられた多彩なお品書きが目に飛び込んできます。看板である唐揚げ弁当を筆頭に、チキンカツ、焼肉、エビフライ、幕の内風の弁当まで、昭和・平成の良き弁当文化を色濃く残したラインナップが健在です。
大手グルメサイト「食べログ」に寄せられた多数のメニュー写真や店舗掲出データによると、メニューの大半は600円台から800円前後という庶民派価格で維持されています。昨今の一般的な中食市場では、唐揚げ弁当であっても小ぶりな肉が3〜4個で700円を超えるケースが珍しくありません。対して三六弁当の唐揚げ弁当は、容器のプラスチック蓋が完全に浮き上がり、輪ゴムで十字に固定されてようやく手渡されるという、まさに規格外の仕様です。
一口かじれば衣はザクザクと香ばしく、中からはジューシーな肉汁が溢れ出します。三六弁当の最大の特徴は、添えられた特製醤油ダレの存在です。ほんのり甘辛いタレを豪快にかけることで、巨大な唐揚げであっても最後まで飽きることなく白米をかき込める計算し尽くされた味付けに仕上がっています。