サトちゃんを語る上で欠かせないのが、1982年(昭和57年)に登場した妹の「サトコちゃん」です。店頭やグッズで2頭並んでいる姿を目にしたことがある方も多いはずですが、そのビジュアルとキャラクター付けには緻密な差異が設けられています。
サトちゃんが鮮やかなオレンジ色のボディに青や緑を基調としたスポーティーな衣装を着用しているのに対し、妹のサトコちゃんは愛らしいピンク色のボディ、長いまつ毛、大きな頭のリボン、そして赤いワンピースがトレードマークです。おてんばでしっかり者という性格付けがなされており、サトちゃんのサポート役としても絶妙なバランスを保っています。
歴代デザインの変遷を振り返ると、時代の美意識やメディア環境に合わせた柔軟な変化が見て取れます。
初代のサトちゃん立像は、象本来の質感を意識したやや面長のリアルな造形でした。その後、1960年代後半から1970年代にかけてアニメ調の丸みを帯びた大きな目を持つ親しみやすいフォルムへと進化。1980年代以降はサトコちゃんの誕生とともにプロポーションの頭身が見直され、野球や医師、スキーヤーなど多彩なコスチュームを展開するアクティブなキャラクターへと洗練されていきました。