便利なオンライン発注が一般化した一方で、SNSや知恵袋には毎年、生徒たちの後悔と怒りの声が書き込まれます。ネットプリント評判を徹底検証すると、失敗の多くは「仕上がりの色味」と「サイズ感の誤算」に集中しています。
都内の高校で文化祭実行委員を務めた元生徒(当時3年生)の手記には、胸の詰まるリアルな教訓が綴られていました。
「スマホの画面で見ていた時は鮮やかな蛍光グリーンに見えたのに、届いた実物はくすんだ暗い黄緑色でした。業者に問い合わせたら『RGB(画面の色)とCMYK(印刷の色)の違い』と言われてしまい、交換も間に合わず……。教室に段ボール箱が届いて開けた瞬間、クラス全員の空気が凍りついた光景は今でも忘れられません」
デジタル画面で見ている発色はインク印刷では再現できない領域(特にネオンカラーや超高彩度の青・緑)が存在します。プリントメディアのようにプロのデザイナーが清書を行い、仕上がりイメージを忠実に確認してくれるサービスを利用するか、色見本を事前に共有するステップを省略してはなりません。
また、近年のオーバーサイズブームに伴い、「大きめを着たいから全員ワンサイズ上を注文した結果、女子生徒の首元が開きすぎて着崩れた」「男子の肩幅が合わずだらしなく見えた」というトラブルも頻発しています。メーカーごとの規格(身幅・身丈)をサンプル寸法表で必ず確認し、可能であれば代表者が1枚無地サンプルを取り寄せる慎重さが成功を分けます。