Q1:シリーズはどの作品から読んでも話についていけますか?
A1:基本的にどの作品も1作完結の事件を扱っているため、どこから読んでも物語自体は楽しめます。ただし、加賀自身の生い立ちや家族の因縁は前作までの出来事を踏まえて展開するため、加賀の内面まで深く味わいたい場合は刊行順、あるいは『新参者』以降を順番に追うことを推奨します。
Q2:『どちらかが彼女を殺した』『私が彼を殺した』は犯人が明かされないと聞きましたが本当ですか?
A2:本当です。この2作は「読者への挑戦」として書かれており、文中に散りばめられた手がかり(ゴミ箱の中身や薬の袋の開封痕など)を論理的に整理しないと犯人が特定できない仕掛けになっています。巻末の解説や作中の緻密なヒントを読み解くパズル的な面白さが詰まった異色作です。
Q3:映画『祈りの幕が下りる時』で実写版は完結したのですか?
A3:阿部寛主演の映像化プロジェクトとしては『祈りの幕が下りる時』が「シリーズ完結」と銘打たれました。しかし、原作小説としてはその後も『希望の糸』、そして最新長編『あなたが誰かを殺した』が刊行されており、加賀恭一郎の物語は紙面の上で力強く続いています。