ネット検索で「地域おこし協力隊」と入力すると、「ひどい」「闇」「いじめ」「村八分」といった不穏なサジェストが上位を占めます。単なるネット上の誇張や都市伝説と片付けることはできません。全国各地で、志を持って着任した隊員が心身を摩耗させ、志半ばで地域を追われるトラブルが表面化しています。
過去には、地方に移住した元協力隊員がSNSや動画配信プラットフォームで集落から受けた陰湿な嫌がらせや村八分の実態を実名告発し、社会的な議論を巻き起こした事件もありました。地元有力者からの理不尽な命令や、集落の清掃作業・消防団活動への強制参加、さらには自宅への無断立ち入りなど、個人のプライバシーが完全に無視される事例は氷山の一角に過ぎません。
総務省の調査によれば、毎年数千人規模の隊員が全国で活動していますが、隊員の間で広く共有されている隠語が「自治体ガチャ」「地域ガチャ」です。配属される自治体の担当課が協力隊の扱いに慣れているか、受け入れ集落が「外部の若者」を受け入れる心理的準備ができているかによって、天国と地獄ほどの落差が生じます。熱意ある職員と理解ある住民に囲まれて事業を軌道に乗せる隊員がいる一方で、事前の説明と全く異なる過酷な雑務を押し付けられ、メンタルヘルスを損なう隊員が後を絶ちません。