欠如した部位をそのまま放置すると、両隣の歯が倒れ込んできたり、噛み合うはずの対合歯が伸び出してきたりして、顎関節症や顔の歪みを招きます。現在、主に採用されている治療法は以下の4つです。
① 歯列矯正(隙間を閉じる、またはスペースを確保する)
ワイヤー矯正やマウスピース矯正を用いて、欠如した隙間を周囲の歯を移動させて完全に閉じる(スペースクローズ)、あるいは将来インプラントを入れるためのスペースを正確に整える治療です。歯並びが整うことで、鼻先から顎先を結ぶ「Eライン」が引き締まり、横顔のシルエットが劇的に洗練されます。
② インプラント治療
顎の骨の成長が完了した成人(概ね18〜20歳以降)に対して行われる治療です。欠如部に人工歯根を埋入し、セラミック冠を装着します。健康な両隣の歯を一切削らずに天然歯に近い審美性と咀嚼力を回復できるため、人前に立つ芸能人にも選ばれる王道の選択肢です。
③ セラミックブリッジ・接着性ブリッジ
両隣の歯を土台にして人工歯を連結する方法です。外科手術が不要で治療期間が短いメリットがあります。近年では、隣接歯をほとんど削らずに裏側から特殊なプレートで固定する「接着性ブリッジ」も進化しており、若年層を中心に選択肢が広がっています。
④ 最新の審美補綴・ダイレクトボンディング
前歯の幅が狭い場合やすきっ歯が生じている場合、高強度ハイブリッドレジンを直接盛り足して自然な形態に整える低侵襲な手法です。即日で見た目を整えられるため、多忙なタレントの初期アプローチとしても重宝されています。