臨床現場やSNSのコミュニティ(X、知恵袋、当事者掲示板など)を徹底調査すると、顔が赤くなること自体よりも、「赤くなっている顔を他人に見られ、動揺や無能さを悟られることへの恐怖」に苦しめられている人が圧倒的多数を占めている実態が浮き彫りになります。
大手ネット掲示板やSNSで定期的に話題となる赤面の悩みには、次のような生々しい当事者の告白が溢れています。
「朝の全体朝礼で指名された瞬間、首筋から耳の裏まで一気に熱くなり、視線が集中しているのがわかって声が震えた。『顔、真っ赤だよ』と同僚に笑い混じりに言われた一言がトラウマになり、それ以来、人前で話すこと自体が怖くて仕方がない」(20代・IT企業勤務女性の手記より)
「自分は男性だが、取引先との商談で突っ込まれた質問をされると必ずカーッと赤面してしまう。冷静沈着に見せたいのに、身体が裏切って動揺を全方位に晒してしまうのが本当に悔しい」(30代・営業職男性の投稿より)
精神科・心療内科の受診動機を調査した国内データでも、社交上の不安を訴える患者の約40%以上が「赤面症状(ブラッシング)」を主訴、または強い付随症状として挙げています。周囲から見れば「少し照れているだけ」「初々しくて好印象」と受け取られるケースも多いにもかかわらず、当事者の内面では「人生が終わったかのような恥辱感」と激しい自己否定のループが渦巻いているのが、この問題の根深い特徴です。