アジア地域で赤道が陸地を貫く代表国家が、1万7,000以上の島々からなる海洋国家インドネシアです。スマトラ島、ボルネオ島(カリマンタン島)、スラウェシ島、ハルマヘラ島などを東西に横断しています。ボルネオ島の都市ポンティアナックは、赤道が市街地中心部を通る世界有数の赤道直下都市として有名です。
一方、地理のクイズやテストで頻出する最大の落とし穴が「シンガポールは赤道を通らない」という事実です。年中高温多湿でスコールが降るシンガポールですが、実際の緯度は北緯約1度17分(赤道から北へ約137キロメートル離れた場所)に位置しています。隣国マレーシアやタイと同様に「極めて赤道に近い熱帯都市」ではあるものの、赤道そのものは国土を通過していません。
インド洋の島国モルディブはフヴァドゥ環礁とアッドゥ環礁の間の海域を赤道が通り、太平洋に広がるキリバスはギルバート諸島やライン諸島周辺の排他的経済水域を赤道が貫通しています。