「退院=治療の完全終了」ではない点が、脳梗塞という疾患の最も注意すべき本質です。脳梗塞は発症後1年以内の再発率が約10%、10年以内では約50%に達すると報告されており、退院後も生涯にわたる再発予防が続きます。
抗血小板薬や抗凝固薬の継続服用に加え、高血圧や糖尿病といった基礎疾患のコントロール、禁煙や塩分制限などの生活習慣改善が必須となります。近年の医療現場では、AI画像診断による微小な血管変化の早期検知や、歩行アシストロボットを用いた高度な外来リハビリ、ウェアラブル端末による心房細動(不整脈)の24時間モニタリングなど、再発を未然に防ぐ先進技術の導入が急速に進んでいます。