Q1:頭の黒いミソや背わたは取ってから出汁を取るべきですか?
A1:背わたはジャリジャリとした砂噛みの原因になるため、剥く段階で爪楊枝等を使って取り除くのが理想です。一方、頭部のミソは極上の旨味成分を含んでいるため、取り除く必要はありません。ただし、頭の先端にある硬いツノ(額角)やヒゲは焦げ付きやすいため、ハサミで切り落としておくと乾煎りがより均一に行えます。
Q2:乾煎りする際、サラダ油やオリーブオイルを引いても問題ありませんか?
A2:和風の出汁(味噌汁、吸い物、鍋など)に仕立てる場合は、油を一切使わない「完全な乾煎り」を強く推奨します。余計な油分が出汁の表面に浮き、繊細な香りを邪魔してしまうためです。一方で、最初から洋風のビスクやアメリケーヌソース、パスタソースを作る目的であれば、オリーブオイルやバターで炒めても問題ありません。
Q3:出汁を取った後のエビの殻は、さらに料理に再利用できますか?
A3:20〜30分しっかり煮出した後の殻は、水溶性の旨味成分がほぼ抜け切っています。しかし、水分を電子レンジやオーブンで完全に飛ばしてカリカリに乾燥させ、フードプロセッサーで粉砕して塩や炒りごまと合わせることで、香ばしい「自家製ふりかけ」として最後まで美味しく活用することが可能です。
Q4:市販の乾燥桜エビや干しエビで代用することは可能ですか?
A4:十分に可能です。乾燥桜エビや干しエビはすでに乾燥工程を経てメイラード反応が進んでいるため、下処理の手間をかけずに手軽に上質なエビ出汁が取れます。水から戻して火にかけるだけで濃厚な出汁が出ますが、生のエビ殻特有のフレッシュな甘みやミソの重厚感を楽しみたい場合は、生の有頭エビの殻に軍配が上がります。