龍馬伝が変えた時代劇の常識!福山雅治が宿した魂と撮影秘話の全貌

龍馬伝が変えた時代劇の常識!福山雅治が宿した魂と撮影秘話の全貌

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端正なロックスター、あるいは都会的な知性派俳優。そんなパブリックイメージを脱ぎ捨て、福山雅治が体当たりで演じた坂本龍馬は、愚直で、泥臭く、誰よりも泣き、誰よりも笑う若者だった。長髪を振り乱し、日焼けした肌で土佐弁を叫ぶ姿に、初期のキャスティングに対する懐疑的な声は瞬く間に賞賛へと変わった。

そして、その龍馬を生涯にわたって嫉妬し、憎み、憧れ続けた岩崎弥太郎役の香川照之。二人の掛け合いは、もはや演技の域を超えた魂の殴り合いだった。香川が魅せる怪演、爛々と光る眼光と狂気を孕んだ執念は、物語に強烈な推進力を与えた。光としての龍馬、影としての弥太郎。この二極のコントラストこそが、ドラマをただの偉人伝から普遍的な人間ドラマへと昇華させた要因である。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。