結論から述べると、ドンキホーテにおいて昆虫食は現在も取り扱いが継続されています。ただし、「どの店舗に行っても山積みされている」という数年前のブーム期とは異なり、取り扱い店舗の選別と売り場の棲み分けが明確に進んでいます。ドンキホーテ特有の「個店主義」(各店長や売場担当者が地域の客層に合わせて仕入れを決める権限委譲システム)が色濃く出ているジャンルといえます。
現在、高確率で昆虫食を陳列しているのは、MEGAドン・キホーテと呼ばれる郊外型超大型店舗や、渋谷本店、新宿歌舞伎町店、秋葉原店、道頓堀店といった若者・訪日観光客が密集する都市型旗艦店です。一方で、日常の生鮮食品や日用品需要に特化した住宅地寄りの小型店では、在庫リスクや回転率の観点から棚から姿を消しているケースが目立ちます。
探す際に最も注意が必要なのが「店内における売り場の位置」です。一般的なスナック菓子コーナーやおつまみ珍味コーナーに並んでいることは極めて稀で、多くの店舗では以下のエリアに隔離されるように配置されています。
最も目撃情報が多いのはパーティーグッズ・バラエティコーナーの一画です。ロシアンルーレット、激辛食品、いたずら玩具が陳列されているブロックに、吊り下げ什器や小さなエンド棚として組み込まれています。また、ドンキホーテ名物の「圧縮陳列」の隙間を縫うように、レジ直前のついで買いエンド棚や、輸入菓子・アジアンエスニック食品の棚の片隅にひっそりと置かれているパターンも往々にして見受けられます。店内のどこに置かれているか見当たらない場合は、商品名を伝えるよりも「パーティー用の面白い食品やジョークグッズのコーナーはどこですか」と店員に尋ねるのが確実です。