インターネット上の一部では、「闇っ子=重度のメンヘラ」「トラブルを引き起こす危険な層」という短絡的なレッテル貼りが散見されます。しかし、現場のカルチャー調査が示す実態はこれらと正反対です。
第一に、闇っ子を好む層の多くは「対人関係におけるトラブル回避志向」が極めて強い傾向にあります。感情を周囲にぶつけて人間関係を破綻させるのではなく、ファッションや創作活動にエネルギーを昇華させるクリエイティブ気質のユーザーが中心です。
第二に、反社会的な集団行動を好まず、個人のパーソナルスペースを重視する点も特徴的です。「群れて誰かを攻撃する」のではなく、「個として独立して存在を楽しむ」スタンスが徹底されているため、街頭でのトラブルや迷惑行為に発展するケースは地雷系ブーム時と比較しても極めて稀です。外見のダークさに惑わされず、その内省的なクリエイティビティを正しく捉える視点が求められます。