放送が始まった瞬間、SNS上ではマラソン現在地リアルタイム追跡を試みる有志たちによる「特定劇」の火ぶたが切られます。かつては2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の専有物だったこの現象は、現在ではX(旧Twitter)やYouTubeのライブストリーミングを介して一般化しました。
スタート場所特定の経緯を追うと、特定班の分析手法は驚異的な進化を遂げています。テレビ画面の片隅に数秒間だけ映り込んだ「高圧電線の鉄塔形状」「ガードレールの塗装規格」「背後の山並み(稜線)」「道路標識の支柱に貼られた管理番号」など、わずかな視覚情報を地理院地図やGoogleストリートビューと照合。中継開始から早い時には15分、遅くとも1時間以内にはピンポイントで住所が割り出されます。
さらに走行が始まると、24時間テレビマラソン目撃情報まとめアカウントが各地の投稿をリアルタイムでキュレーションします。目撃日時と交差点名がタイムラインへ次々とプロットされ、ランナーの巡航速度(時速6〜8km程度)と照らし合わせることで、数キロ先の通過予想時刻まで瞬時に割り出されていくのです。