高市氏の青春時代は、まさに疾走感に満ちていました。当時の特番インタビューや自著・手記において、彼女はバイクライディングに熱中するあまり経験した数々の失敗談やアクシデントを率直に告白しています。
特に有名なのが、六甲山周辺のワインディングロードを走行中にガードレールに激突した事故です。転倒によって骨折などの重傷を負い、救急搬送された経験を持ちながらも、退院後には再びバイクに跨ったというエピソードは、彼女の負けん気の強さと意志の固さを象徴しています。
また、学生時代の高市氏はバイクだけでなく、ヘヴィメタルバンドのドラマーとしても精力的に活動していました。米国のハードロックバンド「アイアン・メイデン(Iron Maiden)」や「ディープ・パープル(Deep Purple)」などに傾倒し、ツーバスを激しく踏み鳴らすドラムプレイに没頭していたといいます。ライダースジャケットに身を包み、ドラムスティックを握り、ナナハンで夜の街を駆け抜ける姿は、現在の落ち着いた政界の重鎮としての姿からは想像もつかないほどエネルギッシュなものでした。