Q1:桃太郎のモデルとなった吉備津彦命は実在した人物ですか?
A1:孝霊天皇の皇子として『古事記』『日本書紀』に登場する伝承上の皇族です。完全な実在性を考古学的に立証することは困難ですが、古墳時代前期に大和朝廷から吉備地方を平定するために派遣された実在の軍事指揮官集団が投影されているというのが古代史研究の一致した見解です。
Q2:鬼ノ城は実在するのですか?誰が建てた城ですか?
A2:実在します。岡山県総社市に国の史跡として保存されており、発掘調査により7世紀後半の白村江の戦い前後に整備された古代山城であることが判明しています。朝鮮半島の築城様式が色濃く残っており、温羅伝説のモデルとなった百済系技術者の痕跡を間近で確認することができます。
Q3:童話のように桃から生まれたのではなく、本当は桃を食べた老夫婦の間に生まれたのですか?
A3:江戸時代中期以前の古い文献や絵巻(お伽草子など)では、川から流れてきた大きな桃を食べたお爺さんとお婆さんが若返り、自然分娩によって桃太郎を授かる「回春型」の描写が一般的でした。明治時代に国定教科書へ採用される際、子供向け教育としての倫理的配慮から「桃からパッカーンと生まれる」形に改変され、定着しました。