かつてサンリオの主力といえば、白や淡いピンクを基調としたハローキティやマイメロディだった。しかし、2026年現在のトレンドを牽引しているのは間違いなくクロミだ。特に目を見張るのが、ハイエンドなアパレルブランドやハイジュエリーとの相次ぐコラボレーションである。高級レザーを使用したハンドバッグや、繊細なシルバーアクセサリーにさりげなくあしらわれたドクロモチーフは、大人の女性が「日常使いできる上質なアイテム」として絶大な支持を集めている。
「従来のファンシーグッズは会社に持っていきづらかったが、今のコラボ商品はシックで洗練されている」と語るのは、都内のIT企業に勤める30代女性だ。黒を基調としたシックなカラーリングは、オフィスファッションにも自然に溶け込む。キュートさとダークさを兼ね備えた独特の立ち位置が、これまでにない新しい購買層を開拓したのだ。