受験生の動向を如実に示す入試難易度データも、その躍進を裏付ける。大手予備校の動向分析サイトKei-Netや、受験生が日常的に活用するスタディサプリの偏差値推移において、中央大学法学部の人気回復は鮮明だ。
「かつては立地を理由に早慶法学部や明治大学法学部に流れていた上位層が、明確に中央法を第一志望に戻し始めた」。大手進学塾の進路指導担当者はそう分析する。都心志向の強い受験生にとって、文京区茗荷谷という立地は文句のつけようがない。治安の良さとアカデミックな落ち着きを兼ね備えた文京地区は、保護者層からの信頼も極めて厚い。
倍率の上昇とともに、入学者の学力分布は上位へシフトした。もはや「MARCHの枠組み」で同校を語る受験関係者はいない。難関私立大学の法学系トップグループとしての地位を、完全に奪還した格好だ。