彼が取り組んでいる最大のテーマが、自らも当事者であるアルコール依存症への理解促進と支援活動だ。この病気は単なる意志の弱さではなく、適切な治療と周囲のサポートが必要な疾患であることを社会に伝えるため、彼は全国各地を精力的に回っている。
現場での声に耳を傾けると、彼自身の生々しい体験に基づく言葉が、同じ病に苦しむ人々やその家族に深い共感を与えていることがわかる。支援活動の舞台裏では、自らの交通費や宿泊費を自前で賄いながら、ボランティアに近い形で相談に応じることもあるという。こうした誠実な姿勢が信頼を呼び、講演のオファーが絶えない循環を作り出している。