特にこの現象が顕著に表れているのが、激しい事業再編の波に洗われるIT・人材サービス産業だ。急成長の裏で過剰人員を抱え込んだ企業が、人員削減のために「研修」や「特別プロジェクト」と称した事実上の孤立部署を設置する事例が相次いでいる。
かつてドラマ『半沢直樹』で描かれたような、見せしめ的な出向や窓際への追い払いは、決して創作の世界だけのものではない。現場では、業務を与えられずに放置された社員が、業務時間中にスマホでNetflixやNHKオンデマンドのアーカイブ動画を眺めて時間を潰す光景すら見られるという。まるで冷酷な社会派ドキュメンタリーを見ているかのような閉塞感が、オフィスの中に広がっている。