姓名判断において最も混乱を招くのが、漢字の画数計算をめぐる「旧字体と新字体の対立」です。2026年現在の検索市場においても、「山本式姓名判断 画数計算の真相」を求める声が絶えません。
現在流通している一般的な姓名判断サイトの多くは、昭和21年に制定された当用漢字(現・常用漢字)の「新字体」で機械的に計算しています。しかし、伝統的な山本式運命学の骨子では、文字が本来内包する象意や霊力を重んじるため、部首の原義に基づいた画数計算を基本とします。具体的には以下のような乖離が発生します。
- 「さんずい(氵)」:新字体の筆順では3画だが、原義が「水」であるため4画として計算。
- 「くさかんむり(艹)」:新字体では3画だが、古来の「艸」の象形に基づき6画(あるいは4画)として扱う議論が存在。
- 「てへん(扌)」:新字体では3画だが、「手」の象意から4画として計上。
- 漢数字の扱い:「四」は文字通り5画とする流派と、数理そのものの「4」として解釈する流派に分かれる。
ここで読者が注意すべきは、ネット上で提供されている「山本式姓名判断 無料鑑定」の看板を掲げたWEBプログラミングの精度です。多くの無料ツールは、文字コード(Unicode)に紐づいた画数データベースを簡易的に流用しているに過ぎず、山本寛一氏が定めた繊細な字源解釈や部首の特例処理を完全に再現できていないケースが散見されます。
アルゴリズムの簡素化によって、本来の山本式では避けるべき「外格と地格の同格」が見落とされたり、逆に吉名であるにもかかわらず凶判定が下されたりする技術的限界が存在します。画面上の数値を鵜呑みにする前に、どのような画数辞書が用いられているかを確認するリテラシーが求められます。