東京アナウンス室への異動後、彼女に課されたのは文字通り「局の看板」としての重責でした。早朝の生放送である佐々木彩 おはよう日本ではスポーツキャスターとして活躍。毎朝3時前の局入りという過酷なタイムスケジュールをこなしながらも、画面越しに疲れを一切見せず、エネルギー溢れるレポートでお茶の間に元気を届けました。
続いて抜擢されたのが、NHK報道の最高峰である佐々木彩 ニュースウオッチ9のスポーツリポーターです。深夜帯の大型生中継やアスリートへの単独インタビューなど、早朝勤務から一転して深夜勤務へとシフトするハードな日々が続きました。さらに夕方の情報ワイド『ニュース シブ5時』のリポーターなども兼務し、局内屈指の稼働率を誇る多忙を極めたのです。
しかし、2017年から2018年にかけて、レギュラー番組からの降板が相次ぎます。明確な「お別れの挨拶」がないまま次のクールで画面から姿を消すことも珍しくないNHK特有の番組改編のなかで、視聴者からは「毎朝見ていた佐々木アナが突然いなくなった」「体調を崩したのではないか」と心配の声が噴出しました。これが、後々にまで続く「画面からの消失ミステリー」の発端となったのです。