一方で、学校現場や競技運営の側からは戸惑いの声も聞こえてくる。全国高等学校体育連盟が主催するような厳格な競技大会や全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の予選などでは、安全面や競技の公平性を担保するため、装飾の追加や過度な加工を制限する規程が存在する。
過度な装飾が競技中の事故につながる危険性や、ハチマキ本来の識別・結束という目的が薄れることに対する懸念から、着用ルールを厳格化する学校も少なくない。着用位置や結び方の長さを細かく指定する校則と、生徒たちの表現欲求との間での調整が模索されている。
多くの学校では、競技中はシンプルな着用を徹底し、応援の時間や撮影タイムに限り自由なアレンジを解禁するといった柔軟な運用を取り入れることで、安全面と生徒のモチベーションの双方に配慮する工夫がなされている。