結論から言うと、プラスチックの経年劣化による黄ばみは、激落ちくんで擦っても落とすことはできません。むしろ、状況をさらに悪化させてしまう危険性が極めて高いのが実情です。
激落ちくんの主原料であるメラミンフォームは、非常に硬度の高い網目状の微細骨格を持っています。汚れを化学的に分解しているのではなく、「対象の表面を微細に削り取る」ことで物理的に汚れを除去する仕組みです。表面に付着したごく浅いタバコのヤニ程度であれば削り落とせる場合もありますが、素材そのものが変色している場合、いくら表面を削っても奥まで黄ばんでいるため効果はありません。
そればかりか、プラスチック表面に肉眼では見えない無数の微細な傷(スクラッチ)をつけてしまいます。表面のコーティングや艶が失われて白く濁ったような質感になるだけでなく、傷の隙間にホコリや皮脂が入り込みやすくなり、以前よりも早く激しく黄ばむ原因を作ってしまうのです。激落ちくんをプラスチックの黄ばみ取りに安易に使うのは絶対に避けるべきと言えます。