鈴木伸之に関する一連の騒動において、決定的な引き金となったのは2023年3月1日に「NEWSポストセブン」および「女性セブン」が報じた女性トラブルです。当時、フジテレビ系木曜劇場『忍者に結婚は難しい』において、菜々緒の相手役となるメインキャストを務めていた最中の出来事でした。
報道の核心は、2021年頃に知り合った一般女性・A子さんとの関係にあります。複数回の逢瀬を重ねるなかでA子さんの妊娠が発覚したものの、将来を見据えた交際関係へ発展することはなく、最終的に人工妊娠中絶を選択することになった経緯が、A子さんの知人による証言として詳細に告発されました。双方の話し合いが一時的に難航し、弁護士を介した示談交渉に発展していた事実が明るみに出たことで、世間に強い衝撃を与えたのです。
この事態に対し、所属事務所であるLDH JAPANは週刊誌各社の直撃取材に対して事実関係を否定せず、双方の代理人弁護士を通じて誠心誠意対応し、合意・解決に至っている旨を回答しました。公式な謝罪会見などの大々的な場は設けられなかったものの、事務所側が事実を隠蔽することなく法的な手続きの完了を明かした対応は、事態の泥沼化を防ぐ防波堤となりました。しかし、クリーンで誠実な好青年というパブリックイメージを抱いていた視聴者にとって、精神的なショックが極めて大きかったことは否定できません。