世界的な投資家であるウォーレン・バフェットが長年重視してきたのは、一時の流行に左右されない強固な「経済の堀(モート)」と、高い営業利益率を維持し続ける企業の底力だ。株式投資において単なる売上拡大を追う企業よりも、資本を効率的に運用して高い利益を生み出しているかが問われる。
経営分析においては、営業利益率や売上高当期純利益率に加え、投下資本利益率(ROIC)や自己資本利益率(ROE)といった指標と損益計算書の数値を連動させて評価することが欠かせない。高い参入障壁に守られ、価格決定権を持つ企業ほど、原材料高や人件費の上昇を適切に価格転嫁し、安定した利益率を維持できる。