彼女の原点を振り返るうえで欠かせないのが、2010年代のバラエティ番組における八面六臂の活躍だ。過酷なロケや洗礼のような企画が飛び交う現場で、彼女は常に異彩を放っていた。グラビアアイドルとしての華やかなビジュアルを擁しながらも、決して甘えを見せない。どんな振りにも瞬時に打ち返す瞬発力と、場を白けさせない空気読みの鋭さ。
当時の現場スタッフが今も語り継ぐのは、彼女の圧倒的なタフネスだ。「嫌な顔ひとつせず、振られた役割を120%で全うする」。そうしたストイックな姿勢は、単なるタレントの域を超え、プロの表現者としての信頼を勝ち得ていった。『ロンドンハーツ』をはじめとする人気番組で残した爪痕は、今なおバラエティファンの記憶に深く刻まれている。