1898年の能登の大火という存亡の危機を、近代化への跳躍台へと変えた石川素童禅師の英断から100余年。曹洞宗大本山總持寺が鶴見の地に築き上げたものは、単なる巨大な木造建築群ではなく、急速に変化する都市社会の中で人々がいつでも立ち寄り、我に返ることができる広大な「心の港」でした。
厳しい自己鍛錬の場でありながら、一歩足を踏み入れた者すべてを包み込む柔らかな寛容さ。それは、開山・瑩山紹瑾太祖が目指した「大衆を救い、社会を潤す」という禅の理想が、今なおこの地の土深くに息づいている証拠にほかなりません。
磨き抜かれた百間廊下に身を置き、吹き抜ける杜の風に吹かれるひとときは、情報過多な日常を生きる私たちに、忘れていた心の静寂と確かな自立の軸を取り戻させてくれるはずです。 (出典: 曹洞宗 大 本山 總 持寺(Yahoo!ニュース))
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