覆面パトカー見分け方2026!クラウン以外の車種と外観5大サイン解剖

覆面パトカー見分け方2026!クラウン以外の車種と外観5大サイン解剖

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街中や高速道路ですれ違う無数の車両の中から、交通取締用の覆面パトカーを瞬時に識別するには、彼らの職務遂行に不可欠な「特装装備」に着目する必要があります。一般のオーナーカーではあり得ない構造上の違和感が、車体の各所に明確な痕跡として刻まれています。

最大の特徴として挙げられるのが、フロントウィンドウ越しに確認できる2連ルームミラー(ダブルルームミラー)です。運転席側の標準ミラーのすぐ上部、あるいは助手席寄りに、もう一つのインナーミラーが並列または上下に増設されています。これは運転を担当する隊員の後方確認用と、助手席で違反車両の挙動監視や速度測定の指差し確認を行う測定係用のミラーであり、一般車がドレスアップ目的で装着することはまずありません。対向車線からすれ違う際や、前方に追いついた際に前方視界をよく見ると、中央上部に黒い塊が二重に重なっているのが確認できます。

続いて屋根(ルーフ)部分です。交通取り締まり用覆面パトカーの代名詞とも言えるのが反転式赤色灯の見分け方です。天井の中央部分に、約30〜40cm四方の四角い切り込み(蓋・リッド)が存在します。普段は完全にルーフ面とツライチになって格納されていますが、ルーフの塗装表面を注意深く観察すると、四角いパネルの継ぎ目(スリット)がはっきりと確認できます。近年はサンルーフ装着車が増えたものの、セダンのルーフ中央真上に不自然な正方形のフタがある車両は、100%の確率で緊急走行用赤色灯の格納部と断定できます。

後方からの接近時に最も警戒すべきサインが、リアガラスのスモークフィルムです。覆面パトカーは後席に違反者を乗せて調書を作成したり、車内の無線機や特殊機材を隠蔽したりする目的から、プライバシーガラスの上から極めて濃度の濃いスモークフィルムを施工しています。快晴の昼間であっても後部座席のヘッドレストすら透けて見えないほど真っ黒なセダンが、前方を走行または後方にピタリと追従してきた場合、警戒レベルを最大に引き上げるべきです。

車載アンテナの形状も見逃せません。以前のような細長い針金状の警察無線用アンテナは姿を消し、現在は純正カーナビのアンテナに偽装したユーロアンテナやドルフィンアンテナ(シャークフィンアンテナ)が主流です。しかし、一部の都道府県警の車両では、トランク上部やルーフ後端に純正アンテナとは微妙に形状・位置が異なるアンテナが左右均等に配置されていたり、リアガラスの内側に特殊なフィルムアンテナが這わされていたりと、警察無線を安定受信するための特有の痕跡が残されています。

ナンバープレートに関しても重要な法則が存在します。インターネット上では「覆面は特定の番号で決まっている」といった都市伝説が流布していますが、実際の覆面パトカーのナンバープレート地名は、その車両が所属する警察署や高速隊の本部があるごく普通の「地元陸運局の地名」です。東京なら品川や足立、多摩、大阪ならなにわや和泉など、管轄地域のご当地ナンバーが選ばれます。遠方ナンバーのセダンが自車を追尾してくるケースは、県境を跨いだ追尾を除いて基本的に稀であり、「走行エリアの地元ナンバーかつ、ピカピカに洗車された無改造のセダン」こそが、最も警戒すべき警戒対象となります。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。