世田谷区の雨雲レーダー速報!ゲリラ豪雨と浸水リスク徹底検証

世田谷区の雨雲レーダー速報!ゲリラ豪雨と浸水リスク徹底検証

世田谷区の雨雲レーダー速報!ゲリラ豪雨と浸水リスク徹底検証の総合ガイドをご紹介します。最新トレンドが詰まっています。

インターネット上の不動産情報やSNSでは、「世田谷区は武蔵野台地の頑強な地盤の上にあるため、水害の心配はほとんどない」「多摩川から離れた成城や経堂、三軒茶屋なら浸水とは無縁」といった言説が散見されます。しかし、水害対策の最前線を取材する記者として断言せねばならないのは、これは極めて危険な都市型水害への誤解であるという事実です。

世田谷区における水害の最大要因は、河川堤防が決壊する外水氾濫だけではありません。むしろ発生件数と被害頻度で圧倒的な比率を占めるのは、下水道や側溝の排水能力を超えて街中に水が溢れ出す「内水(ないすい)氾濫」です。東京都下水道局の公表資料によると、東京23区の多くの地域では時間雨量50ミリから最大75ミリ程度を想定して下水道管路が整備されています。しかし、昨今の地球温暖化に伴う極端気象では、時間雨量80ミリから100ミリを超える異常降雨が現実のものとなっています。

さらに、世田谷区は高度経済成長期以降の急速な宅地化によってアスファルトやコンクリートで覆われた不浸透面比率が80%以上に達しています。降った雨が土壌に浸透せず、すべて路面から下水道へと殺到するため、仮に台地の上であっても局所的に周囲より数十センチ低い「皿底のような窪地」や袋小路の住宅地では、床上・床下浸水が頻発します。

区が公開している世田谷区 浸水ハザードマップ 最新版をつぶさに検証すると、多摩川沿いだけでなく、北沢川緑道沿いの代田・代沢周辺、烏山川沿いの三宿・太子堂周辺、さらには呑川上流部の弦巻や深沢の低位部にも、浸水深1メートルから2メートル未満を示す広範な着色エリアが存在することが明白に確認できます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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