ネットオークションやSNS上では、「古い新幹線切手=何万円にもなるお宝」といった過度な期待や誤った情報が散見されます。失望やトラブルを避けるために、知っておくべき現実を解説します。
昭和39年の東海道新幹線切手(10円切手)は、東京オリンピック開催と重なった歴史的メガヒット商品であり、実に2,500万枚以上が印刷されました。現在でも市場に大量のストックが存在するため、「1枚で数千円になる」ということは基本的にあり得ません。過大なプレミア情報を鵜呑みにせず、現実的な相場観を持つことが大切です。
また、額面が80円や82円の平成期・記念切手シートを「記念品だから」と高値で買い取ってもらえると信じて査定に出し、額面以下の提示を受けて落胆するケースも後を絶ちません。現代の記念切手は、美術的・歴史的希少性よりも「実用切手としての需要」で計算される局面が多いという実態を理解しておく必要があります。