1981年秋、ビクターエンタテインメントから放たれたデビュー曲『センチメンタル・ジャーニー』。「伊代はまだ16だから」というあまりに有名なフレーズは、社会現象を巻き起こし、瞬く間に日本中の記憶へ深く刻まれた。プロダクション尾木に所属し、瞬く間にトップ女性アイドルへと駆け上がった彼女の歌声は、J-POPの礎を築いた重要なピースのひとつである。
当時のキャッチフレーズそのままのピュアさを残しながら、歌い手としての表現力には大人の深みが宿る。かつてのヒット曲を現在の声で歌い直す姿には、ノスタルジーを超えた現役アーティストとしてのプライドが静かに息づいている。