熱狂的なファンを持つ「ラーメン二郎」やそのインスパイア店において、トッピングコールの「にんにくマシ」「にんにくマシマシ」は定番のスタイルです。レンゲ山盛りの生にんにくがスープに浮かぶ光景は圧巻ですが、食後にトイレから出られなくなる人が後を絶ちません。
二郎系ラーメンで激しい腹痛や下痢が起きる理由は、生にんにくの刺激だけではありません。「超高濃度の豚骨背脂(油分)」と「塩分過多の濃厚カエシ(醤油ダレ)」、そして「大量の刻み生にんにく」が三位一体となり、胃腸の粘膜を一気に攻撃するためです。油分で消化不良を起こし、そこにアリシンの殺菌力で腸内の善玉菌まで全滅するため、腸内環境が崩壊して激しい水様便を引き起こします。
さらに注意が必要なのが「にんにくアレルギー」です。アレルギー体質の人が大量のアリシンやジアリルジスルフィドを摂取すると、消化器症状だけでなく、全身の蕁麻疹、喉の腫れによる呼吸困難、血圧低下によるアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。実際に「にんにくマシマシを食べた数十分後に息苦しくなり、救急車で運ばれた」というケースは、このアレルギー反応が関与している可能性が高いとみられています。