テリー・ファンクの代名詞といえば、父から受け継ぎ兄とともに磨き上げた必殺技スピニング・トーホールドです。相手の足首を固め、自らの体を旋回させながら激しい痛撃を与えるこの足関節技は、フィニッシュホールドとして数々の王者をマットに沈めました。
テキサスにゆかりのある関節技としては「テキサスクローバーホールド」なども有名ですが、テリーのスピニング・トーホールドは回転するダイナミックさと執念深さが際立っていました。技に入る前の激しいステップや、リングを揺らすような気迫は、まさに荒馬が獲物を追い詰めるかのような迫力に満ちていました。
痛みに耐えかねてリング上を転がりながらも、決してギブアップせずに立ち上がるテリーのファイトスタイルは、「過酷な状況でも絶対に諦めない男」という生き様そのものを体現していたのです。