フランス最大級の氷河、メール・ド・グラス(氷の海)。かつてはゴンドラを降りてすぐ目の前に広がっていた氷の世界が、今や数百段の階段を下りなければ辿り着けないほど縮小している。2026年現在、新設された環境学習型キャビンが稼働しているものの、訪れる観光客が目にするのは、温暖化の容赦ない爪痕だ。「かつての姿を知る者としては、言葉を失う」と、地元の山岳ガイドは肩を落とす。氷河の融解は、単なる景観の変化にとどまらず、落石や土砂崩れのリスクを高め、伝統的な登山ルートを脅かしている。
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