松坂屋店で提供される鰻料理は、本店と全く同じ職人基準で管理されています。うなぎの高騰に伴い価格改定が行われつつも、そのクオリティとボリュームは極めて高い満足度を維持しています。
看板メニューである「ひつまぶし」の価格は税込5,400円前後、うなぎとご飯が約1.5倍となる「一半(いっぱん)ひつまぶし」は税込7,000円台前半の設定となっています。このほか、ふんわりとした出汁巻き玉子に香ばしいうなぎを巻き込んだ「うまき」や、さっぱりとした酸味が食欲をそそる「うざく」といった一品料理も高い支持を集めています。
あつた蓬莱軒が発祥として登録商標を持つ「ひつまぶし」には、最後まで味わい尽くすための伝統的な作法が存在します。おひつが運ばれてきたら、しゃもじで全体を十字に4等分するのが基本の手順です。
【ひつまぶしを堪能する4つのステップ】
1膳目:よそったうなぎとご飯をそのまま茶碗へ。タレの深いコク、備長炭ならではの香ばしさ、職人の火入れによる皮目のパリッとした食感をストレートに味わいます。
2膳目:刻みネギ、刻み海苔、わさびなどの薬味を添えて。薬味の爽やかな風味がうなぎの脂と溶け合い、一段と引き締まった旨味を楽しめます。
3膳目:薬味を乗せた上から、熱々の上品な特製出汁(吸地)をたっぷりと注いでお茶漬けに。脂が適度に抜け、出汁の香りと共にサラサラと喉を通る極上の変化を堪能します。
4膳目:これまでの3つの食べ方の中で、最も気に入ったスタイルを再度選択して締めくくります。