2025年の大阪・関西万博を経て、訪日外国人の観光スタイルは劇的に変化した。金太郎飴のような観光地巡りから脱却し、ローカルな住民の日常に触れる「ディープ体験」を求める旅行者が急増。その波が、このアーケードにもダイレクトに押し寄せている。
かつては地元住民専用のライフラインだった銭湯や角打ち(酒屋の店頭飲み)に、バックパックを背負った外国人が当たり前のように姿を見せる。案内板の多言語化や決済手段のデジタル対応は急ピッチで進んだが、街全体が持つ「生の大阪の日常」は損なわれていない。観光地化されすぎていない素顔の魅力が、目の肥えた海外旅行者を惹きつけてやまない理由だ。