かつてサブカルチャーの草の根コミュニティや、二次創作イラスト・小説投稿プラットフォームであるPixivのタグとして広がったメリバは、いまやエンタメ業界の中核へと攻め込んでいる。
この視聴者層の嗜好の変化を逃さず捉えたのが、KADOKAWAや集英社といった巨大出版社だ。従来の型にはまったハッピーエンドに食傷気味だった若年層読者に向けて、ダークで含みのある結末を持つライトノベルや漫画作品を積極的にプロデュース。純粋な善悪二元論では割り切れない、苦々しくも美しい余韻を残すストーリーラインが商業的にも大ヒットを記録する時代となった。