国が推し進めるインクルーシブ教育システム推進事業の波は、特別支援学校の役割そのものを拡大させている。文部科学省や文部科学大臣が掲げる方針のもと、特別支援学校は「専門的な指導を行う場」であると同時に、「地域の小中学校へノウハウを提供するセンター的機能」を果たすことが求められるようになった。
特別支援教育の知見を持つ専門スタッフが定期的に地域の小中学校を訪問し、発達障害のある児童への指導方法を助言するケースも増えている。地域全体で子どもを育むインクルーシブな社会の実現に向け、学校の垣根を越えた連携が進んでいる。